衝撃 1

久保尚也が、福岡に戻って、数日が経った。



久々の福岡だった。ただ、家を出たときと違うのは、自分の部屋にパソコンをつけたことと、『組織』時代の自分の持ち物がダンボールで送られてきたのだけだ。

送られてきたダンボールの中身を片付けながら、ふと、尚也は分厚い封筒を見つけた。封筒の中身を出すとたくさんの手紙と1個のUSBだった。

手紙の中身は多種多様だった。これからの指示のこと、湊と雪子の激励の手紙、亘からのはがきのコピーとさまざま。

『組織』の指示の内容は、家のプロバイダーで契約したメールアドレスの他に、インターネット上にもう1つ作ることというシンプルな内容だった。

とりあえず、大急ぎで作った途端、元相棒の津田聖と同級生の橘弥生から、待ってましたとばかりにメールが来た。それは、尚也のもう1つの日常であり非日常の始まりでもあった。


尚也はまだ家族には言っていない。というか言えない。




自分が東京に行っていた間に何をしていたのかは。



そんな中「システムーC」入りした2人からの手紙は、


尚也にとって驚きに等しかった。






幹部候補生の期間は、週に2回 福岡支部に出向くこと。

担当 市井が これからの生活の補助はするが、
 西陵の担当は感知しない。

  陸上の大会は極力出ること。
  現在 『組織』のセクション在籍者には必要以外の事項は   口外禁止。   万一、あった場合、最悪のことを覚悟せよ。
  内容によっては、火器を使うことあり。



「はぁ。週2で福岡支部にぃ〜。でも、全くわかんねぇよ。  幹部のというか、『組織』を出たあとなんかのは。  とりあえず、福岡支部に連絡取ってみるかぁ」

と言いつつ部屋を出た。

幸い、両親もいないし兄も姉もいない。平日なのでもちろん友威も学校だ。
とそこに、電話が鳴った。





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